『蹴りたい背中』綿矢りさ 河出書房新社

蹴りたい背中

蹴りたい背中

噂の芥川賞受賞作。以前から読みたいと思ってたんですよ。芥川賞受賞したらなかなか借りれないと思い、慌てて図書館から借りてきました。
なんつーか自分に似てるなぁと。そっくりじゃないけど、クラスに馴染めない。中学の同級生が新しい友達を作ってしまい、それでも優しくされる事や、みんな楽しくないのに作り笑いしてる事にも苛立つ。ちょっと痛いところを突かれました。特に『人にしてほしいことばっかりなんだ。人にやってあげたいことなんか、何一つ思い浮かばないくせに。』痛いところを突かれます。そのまんまですよ。
芥川賞って難しそうなイメージだったので今まで避けていたけど、やはり年齢が近いので、分かりやすかった。