『百器徒然袋 風』京極夏彦 講談社ノベルス

百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)

百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)

正直、本島さんのこと忘れてました。そうだ、この薔薇十字探偵の話はこの人が語り部でしたね。関さんとキャラがかぶってるせいなのかまったく関口が出てこない。木場さんはかろうじて最後に出てきましたけど。でも、多々良さんの助手・沼上くんとか、今川さんとかも出てくるし、最後には榎木津父も登場で結構オールキャラ。
『五徳猫』では招き猫の右手と左手の違いが思わぬ勉強になりました。(妹は知ってたけど)『雲外鏡』は榎木津の弱点を突いて復讐しようとしたけど、ツメが甘くて逆にやられてしまうお話。痛快なストーリーで面白かったです。『面霊気』は怪盗猫招きとか、本島の京極堂・今川お墨付きの素晴らしい変装に大笑い。「にゃんこ」は名台詞だと思います。
はてなで感想めぐって感じたのは、京極堂のどもり。読んでて私もちょっと気になったんですよね〜京極堂はそんなとこでつまったりしないよ!って思った。だって凄い違和感がある。これはワザとなのかな?