『魔女の宅急便』
- 作者: 角野栄子,林明子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1985/01/25
- メディア: 単行本
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魔女の宅急便〈その2〉キキと新しい魔法 (福音館創作童話シリーズ)
- 作者: 角野栄子,広野多珂子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1993/06/30
- メディア: 単行本
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1巻は他の町へ旅立って、1年経って両親のところに戻ってくるまでの1年間。最初は宮崎映画と同じように進みます。映画で使われたフレーズも結構出てきます。『心のほうはまかしといて。お見せできなくてざんねんです』(映画では「残念だわ」だったかな)は結構好きなフレーズだったので読んでて嬉しかった。映画で高山みなみがやっていた画家の女性も出てきました。夜一緒に寝ながら、「魔女は血で飛ぶの」「そういうの好きよ。魔女の血。画家の血・・・・」っていう二人の会話が好きだったんですけど、そこは無かった。残念。とんぼもでてきます。出会いは映画よりいい感じかも。空を飛びたくて、キキのほうきを盗んで仕舞いには壊してしまうけど。「女の子って気がしない」と言われてちょっとモヤモヤしてるとことか、家に帰るときにとんぼがキキにバッグをプレゼントするとことか、なんか初々しくっていいですな・・・1巻では割と順調に町の生活に馴れて、逆に両親のとこに帰るのが惜しまれるくらい充実してた生活だったかも。
2巻はまた時計台のある町に戻ってきて過ごす1年間。ある女の子に頼まれた黒い手紙がきっかけで、自分の仕事が果たしてイイものなのか、自分の届けたモノが届けられた人にとって嬉しくないものだったりもするんじゃないか、そんな疑問が次第に魔女である自分の存在意義までも揺らがしていくお話。自分に自信がなくなって映画のように上手く飛べなくなります。とんぼとの恋模様は変わらず進展せず。むしろ「イク」っていう男の子を私はプッシュしたい。犬を連れた爽やかボーイ。もうとんぼを止めてイクと恋に落ちてしまえ!とか勝手に思ってました。すみません。
1巻はどうしても映画と比べてしまいがちでしたが、2巻目になると映画のことを忘れて楽しめました。