『まひるの月を追いかけて』恩田陸 文藝春秋

まひるの月を追いかけて

まひるの月を追いかけて

並の推理小説より、推理小説している作品。失踪した義理の兄を探すため、兄の恋人と二人で奈良へと旅することになる主人公。旅を続けていくうちに事態が何度も急展開していくのが凄い。やっと分かりかけた所で又違う事実が分かり、真実が知りたくて一気に読んでしまいました。
表紙の写真がまさに作品にピッタリ。ずっと薄暗い天気の旅じゃなかったけど、全体の雰囲気は写真のようなどんよりとしたグレー。