2004-03-31 「グロテスク」桐野夏生 文藝春秋 読書 グロテスク作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/06/27メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 243回この商品を含むブログ (182件) を見る タイトルどおり。読んでて暗くなったというか、堕ちていく感じがしました。特に和恵の手記あたりからどんどん堕ちていく感じ。和恵が可哀想っていう訳じゃないのですが、涙出てきそうになりました。最初の方は主人公(?)の妹ユリコの怪物のような美しさに関する出来事とか、階級社会の厳しい学校の話とか、怖い世界だなとは思いつつも読んでて面白かったのですが、次第に読むのがつらくなってきました。でも、読むのはやめられないみたいなね。もうすこし年をとってから読むのがいいのかもと思いました。