『黄昏の百合の骨』恩田陸 講談社

黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)

黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)

久しぶりに読書って楽しいと再認識できた本。幸せです。今年読んだ本の中では一番。
『麦の海に沈む果実』の続編。これを読んでないと面白くないかも。ヨハンとか、黎二とか誰?と思うだろうし。もう完璧に「あちら側」にいってしまった理瀬が少々怖い。『ユルユルカ』に続いて、こちらの本も『百合』の存在が際立ってますね。百合の怖いくらいの美しさとその匂い。登場人物の演技とも思える行動。それらに「怖さ」を感じた本でした。