『マークスの山』高村薫 早川書房

マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)

マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)

遂に読み始めます。このシリーズを。『レディ・ジョーカー』が読みたいんだよ!高村薫は『李歐』しか読んだことないです。「読むのが疲れる」っていうイメージがあったので。
なんか警察の内部事情ってホントにこんなのかしら?事件が起こるたびこんな状況だったら頭おかしくなってしまいそう。犯人を捜すっていう最大の目的のほかに、上層部からの圧力や、他の管轄との情報の探りあい、自分たちの手柄のために情報も隠す。厳しい世界です。有栖川有栖の作家編とか、森博嗣のS&M、Vシリーズとかが凄い呑気な捜査してるな〜と思ってしまいます。
男の人って何で『山』が好きな人が多いのでしょう。高村さんは女だけど。女の人で『山大好き!』っていう人はなかなかいないですよね。ゼミの先生もゼミ合宿の時『山登りましょう!』って意気込んでたし、高校の英語の先生は山の話で授業丸ごと潰してた。自分であの大きな山を制覇したっていう達成感?何も考えずに登る快感?自然への憧れ?男性の方が結構ロマンチストだったりするし。