2004-06-25 『東京湾景』吉田修一 新潮社 読書 東京湾景作者: 吉田修一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/09/26メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (92件) を見る『パークライフ』より好きかもしれない。読みやすい。出会い系サイトで出逢った、品川埠頭で働く亮介と、その対岸のお台場のオフィスで働く美緒。学生時代に担任と付き合ってそのまま同棲までしたけれど、その女性に逃げられてしまった亮介。同僚の彼女の友人と付き合っていてもそれが恋愛なのか上手く説明できない。『自分の気持ちなのに、誰かにON・OFFのスイッチを押してもらわないと、好きになったのか、嫌いになったのかよく分からない』ってのは凄く分かる気がする。 今度のドラマでは、ヒロインの設定に『在日韓国人』っていうのを付け加えたのは、主人公の亮介と比べてこれといったエピソードがなかったせいかな。ドラマではすでに恋人もいるって設定のようですし。結構この原作が良かったのでドラマがどうなるか心配です。一応1話はチェックしようかなと思ってます。