『さよならの代わりに』貫井徳郎 幻冬舎

さよならの代わりに

さよならの代わりに

初めて読む貫井作品。
劇団員の和希が出遭った未来から来たという少女。和希の所属する劇団の代表者である新條さんの孫で、彼の無実を証明するために未来からタイムスリップしてきたと言う。劇団の看板女優を殺した真犯人は誰なのか?彼女は本当に未来からやってきたのか?
ネタバレすると祐里は本当にタイムスリップしてきたんですが、ラスト近くで彼女が語ったタイムスリップの規則。特にネットのメモの話がすぐに飲み込めなかった。そこだけ何度も読み直してやっと理解しました。私って頭固いな・・・真犯人の方はあまり意外でもなく,結構順当な人が真犯人だった。でも、不思議と先の展開が気になって読みふけってしまいました。和希には祐里と又出逢って欲しいです。そうなると辻褄合わなくなる気がするけど。難しいことは考えずに。素直にそう思いました。