『亡国のイージス』福井晴敏 講談社

亡国のイージス

亡国のイージス

最初小難しい内容についていけなくて、だらだら読みはじめ、中盤くらいからは展開にドキドキして、読んでは休み読んでは休みを繰り返し、1週間かけて読み終えました。
いそかぜ』に乗ってる人たちそれぞれが、これまたキャラクターが濃く、最初は如月行がカッコイイな〜と思って読んでたのに、いつの間にか仙石も漢らしいじゃん!宮津艦長もいいよ!と心変わりしまくりです。
中盤辺りは『いそかぜ』内部の動向とか、渥美たちの日本の動きとかに、一緒になってハラハラさせられていたんですが、死者が増えるにしたがって、この戦いの不毛さとか、それを起こすきっかけになった日本の体質を考えると胸が痛む思いでした。
小説読んでて泣くことはあるんですが、それはいつも『死』『別離』といった悲しい場面とかでした。でも、今回は珍しく最後にうれし泣きというか、胸が熱くなってきたというか・・・読んでよかった!って思えました。

そして、タイムリーに映画『亡国のイージス』如月行役が発表されてました。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200409/gt2004092703.html
見たことはあるけど、何に出てたかな〜と思い調べてみると・・・『六番目の小夜子』関根秋(山田孝之) の弟役の子ですか〜『六番目の小夜子』って何気に今揃えたら豪華な俳優が勢揃いな番組になりつつあるかも。