森作品2連発!

STAR EGG 星の玉子さま

STAR EGG 星の玉子さま

はじめて絵も森博嗣が描いた絵本。宇宙のあるひとつの星に愛犬ジュペリと暮らしていた玉子(たまこ)さん。祖父のロケットで近くの星へと旅をする物語。
ビリヤードの星・穴の開いた星・一輪車の星・すべり台の星・木こりの星・お墓の星・・・どれも、人が2・3人いるくらいの小さな星。空想の物語だから当たり前ですが、解説を読むと、その空想を打ち破られてしまうような現実的な説明が待っています。でも、それで失望するわけではなく、ファンタジーと現実を同時に見てる不思議さが心地よいです。
後半からでてくる『孤独』というフレーズ。この『孤独』にまつわる星たちの物語が好きです。
絵も描いたはじめての本と同時に、森さん自身がはじめて人に薦めたい本になったことから、印税分をゼロにしてお安い価格になってます。そして、1000部を買い上げて、有名人に贈呈する活動もしてます。既に100名くらいに発送してるそうです。送る先はメールで募集中。ラインナップが面白いです。
詳しい内容はこのページ→http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/star_req.html

その沢山の孤独を忘れるために、もっともっと沢山の夢が、あれば良いですね。

人間は考えるFになる

人間は考えるFになる

土屋賢二教授と森博嗣助教授の対談&書き下ろし短編小説。
世の大学の助教授・教授の方々も先生になりたくてなったわけじゃないのかな?うちのゼミの先生はどうだろうな・・・森博嗣の短編小説には騙されました。いつも使うような手じゃないか!なんで気付かないんでしょうね。まんまと最後の方の事実に驚き、最初から読み返しました。