057『チョコレート工場の秘密』

チョコレート工場の秘密 (児童図書館・文学の部屋)

チョコレート工場の秘密 (児童図書館・文学の部屋)

映画は見てませんけど、気になったので原作を読んでみました。児童書に何気にあるまっすぐな残酷さとでもいうのでしょうか。それが結構あります。えっ結構グロテスクな話なんじゃないの?と思いましたけど。でも、世界でたった5枚だけ板チョコに入っている金色の券だとか、ウィリー・ワンカが作る不思議なお菓子たちには子どもだけじゃなく、大人の人も楽しみながら読めるのではないかなと。
映画で話題になる前から、ちょっと読みたいと思っていたのですが、多分それは恩田陸がエッセイかあとがきなんかでこの作品についてちょっと触れていたからだと思います。あの最後のエレベーター「上と外」は、恩田さんの『上と外』という作品のタイトルの元なのでしょうね。(多分)