『終戦のローレライ(下)』
- 作者: 福井晴敏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/12/10
- メディア: 単行本
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浅倉大佐の陰謀を阻止(というよりはただ日本を守るためだろうけど)するため、ローレライと共に単独テニアン島に向かう<伊507>。中盤の清永に訪れる悲劇を皮切りにずっと涙目でした。田口が「あの島」での恐ろしい出来事を語るとことか、折笠とローレライに未来を託すとことか(何を言わずとも皆が同じことを考えているらへんが特に)、マラリア海に全速力で進んでいくところとか、いろんなとこに目が潤み、しばしば涙が出てきましたよ。やはり厚いページ数の中に、細かにいろんな設定が盛り込まれているので、どうもいろんな人の想いに同調してしまいがちです。
映画も見たいんですが、どうやら映画にはフリッツはいない模様。えーかなりショックです。ローレライ回収は抜かして、下巻のテニアン島での戦闘がメインとなるのだろうか。それでも、まだ見てみたい気はするので、機会があれば見に行こう。