025『透明人間の納屋』

透明人間の納屋 (ミステリーランド)

透明人間の納屋 (ミステリーランド)

ミステリーランドの1冊。一応児童文学ってことなんだけど、子どもが読むにはなかなか怖い内容。真相とかもビックリってわけじゃないけど、それを使っていいのか?って思いました。でも、ミステリーランドでも自分らしさと言うか島田荘司らしさを押し出しているのはすごいな。
ミステリーとしての内容はそれほどビックリってわけでもありませんでしたが、子どものころの印象的な出来事が大人になっても鮮明に想い出せる・心に残り続けているっていう部分は素敵。この話では悲しい思い出ですけどね。そういうモノを持っているってのはいいことですよ。ここまでインパクトのある思い出はないけれど、やっぱり自分にも小さいながらも、忘れられない、鮮明に脳裏に焼きついてる場面ってのはあるし、そういうのは大事にしておきたい。