033『おとな二人の午後』

おとな二人の午後 (角川文庫)

おとな二人の午後 (角川文庫)

はてな年間100冊読書クラブ、夏の100冊フェア企画「発見。角川文庫」で割り当てられた本を読み終えました。
多分この企画に参加しなかったら絶対読んでなかっただろう本。エッセイもあまり読まないし、対談という形の本もなかなか手にしないですから。
芸術の楽しみ方なんかは面白い。靴やワイン、車といったものをブランドだからっていうのではなく、その生い立ちにあるドラマ・ストーリーに惹かれるっていうのはあまり一般的ではない楽しみ方だな〜。でも、それなら確かにお金っていう価値ではないところで、そのモノに愛着が湧きそう。
読んでて、やはり納得する部分もあるんですが、どこか受け入れられない部分もあり。それはもう少し成長しないと分からないところなのかな。でも、優雅に楽しく暮らしているなっていうのはすごい感じられて、自分が彼らぐらいの年齢になったとき(ここまで優雅にとまではいかなくても)彼らのように暮らせたらいいなと思いました。