『姑獲鳥の夏』

姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション [DVD]

いろんな人の感想を見ると不評だった映画『姑獲鳥の夏』ですが、私は割と楽しく見れました。満足とまではいきませんけど、あの小説の雰囲気をちょっとでも感じ取れたし、実際動いてるのってこういう風なんだなと思って。キャストも最初に聞いたときよりは、違和感なく見れたかな。敦子がちょっと勝気な娘すぎるかな、とか木場の迫力が足りないかなとか、まぁ細かい所はいろいろ気になるけれど、小説とは別物と考えればそれなりに面白い映画だと思います。鳥口、青木、寅吉とか他のキャストは見るまで知らなかったので、この人がこの役か〜と、出てくるたび驚き楽しんだりもできました。作者の京極夏彦も出ているとは。

ただ原作読んでいない人には意味不明な部分もあるので、そこらへんはどうだろう･･･読んでない人には面白くないかな。

そして、2作目の『魍魎の匣』も映画化するのでしょうか？

最近のDVDには当たり前のように入っている予告編や特報の映像。同じようなカットが使われるのは仕方ないですが、テレビCMの最後にいしだあゆみがくるのはちょっと怖い。あとあの名台詞も何度も聞くと「もう分かったから･･･」と思ってしまいますね。本編の最後にも出てきたけど、最初の1回だけで十分だったのに。

松尾スズキ氏がこないだ見た「イン･ザ･プール」のせいで伊良部先生に見えて仕方なかった。だって白衣だし。そういえばドラマ版の伊良部先生（阿部寛）も出てましたね。二人のツーショットが面白かった。